得意な運動を見つけてみよう!


さて、突然ですがゴールデンエイジという言葉を聞いたことはありますか?


これは、運動神経が飛躍的に向上するといわれている年代のことで大きく3段階に分かれます。


1段階目(プレゴールデンエイジ)は5歳~8歳の小学校低学年の頃で神経系が急速に発達する時期、2段階目(ゴールデンエイジ)は9歳~12歳の小学生中高学年の頃で実践動作の基礎が身につく時期、3段階目(ポストゴールデンエイジ)は13歳~15歳の中学生の頃で筋力が発達してスピードやパワーが備わると共に技術が向上する時期といわれています。 


しかし、この2、3年の間は新型コロナウィルスの影響により、
思いきり運動する機会に恵まれなかった子供さんも多いのではないでしょうか。


ただし、運動というのは外でのスポーツ活動を思い浮かべる方も多いかもしれませんが身体を動かすことと捉えることが大切で自宅でも音楽を流してダンスしたり、風船を使ってバレーをしたり、自宅の庭でバットを素振りしたりと工夫すればいくらでも家で身体を動かす場面を設けることはできそうですね。


このゴールデンエイジ期のポイントは強制せずにいろいろな運動を経験させて、好きな(得意な)運動をさせてあげることだそうです。


また、近年の脳科学の研究では運動が脳を活性化させて集中力、記憶力の向上を促し、さらに勉強のパフォーマンスの向上につながるとされています。

実際、授業の前に運動をした子供は、他の子供に比べて学力がアップしたという報告もあります。


子供さんの好きな運動を早いうちに一緒に見つけてあげるといいことがたくさんあるかもしれませんね。

ベルアージュ 理学療法士 橋口 隆五