事業所で子どもたちと過ごしている中で、子どもたちに声かけられて「ちょっと待ってね」「あとでね」ということばをよく聞きます。
私が母親やっていたときも、もちろんよくつかっていました。
しかし、客観的に「ちょっと待ってね」といわれた後の子どものさえない顔を見たりすると、いけなかったな~と思ってしまいます。
「ちょっと待ってね」「あとでね」という簡単なことばですが、こどもにとっては『約束』なんです。
子どもは「あとでね」をずっと信じて待っています。
「ちょっと」や「あとで」がなかったとしたら・・・裏切られた感じですよね。
私はできるだけ、今やっていること=今、聞けない理由を伝えて、余裕があれば何分くらいかかるかまで伝えます。きちんと目を合わせて理由を伝えると、納得して待つことができます。それはその後、待っててよかったと笑顔になるような時間になると思うから。
「ちょっと待ってね」をほっておくと、「どうせダメなんでしょ」と子どもたちはやる気がなくなるし、「だって大人も」と聞く態度が育たない。その人には話さなくなって、他に代わりをもとめるようになります。
理由を伝えるひと手間が、子どもたちとのいい関係につながりますよ!
私たちは、「約束はまもろう!」「人の話は聞きましょう」と子どもたちによく言いますが、まずは、私たち大人がその姿勢を見せていかないといけないなと、ここで書きながらより感じました。
ベルアージュ 専門職マネジャー 竹野 達子