アンガーマネジメントやメンタルヘルスという言葉を聞いたことがありますか。
最近は感情のコントロールやストレス対処法の授業を行う学校があるそうです。
授業を行う学校があるほど怒りや不安などの不快な感情をコントロールしたり、対処したりする方法を身に着けることが社会に出て必要と認識されているのかもしれません。大人でも不快な感情をコントロールすることは難しいことです。
しかも色々な策を講じても不快な感情をゼロにすることはできません。
うまく付き合っていくしかないのです。不快な感情をゼロにすることはできませんが、
不快に感じる度合いを小さくできる方法はあります。
例えば、嫌なことをがんばったらご褒美がある。何でイライラしているのか考え思考を切り替える。
苦手なことに取り組まなくてはならないことが分かっているなら事前に準備をするなどです。
あまりにもひどいならお薬に頼るのも悪くないと思います。
また、外からの刺激でどうにも不快感情を抑えられないこともあります。
気温の変化や花粉症などのアレルギー症状、クラス替えや進級によって生活が変わるとイライラしやすくなります。これはもう避けて通れません。そういうことがあると人間はイライラするんです。
ただ、不快な感情はゼロになりませんがずっと不快なままではありません。楽しい、嬉しい感情も来るはずです。
どこに行ったかな快の感情と思っていたら案外早く気持ちが切り替わるかもしれません。
ベルアージュ 公認心理師 小野 由美子