遊びの中でのトラブルで多いと思うのが、勝ち負けでのトラブルや1番争いからのトラブル。

『遊び』と通して育む力としては、体力的な面ではもちろん、心の発達・五感を刺激するような遊びからは想像する力や柔軟性、表現する力・相手との関係の中で協調性・約束事を作ったりルールを守ることで社会性を身につけコミュニケーション能力を高める等、挙げるとたくさんあります。

それらは、発達段階に応じてついていくものもあるので、「相手を変えたら」とか「役割を与えたら解決する」ものでもありません。

ただ遊ばせておけば育まれる力でもなく、関わる人によって引き出していく力だとも考えます。

私がいつも大切にしていること

○子どもの持つイメージに寄り添って一緒に楽しむこと
 その子がどんなイメージを持っているのか知るきっかけになります。
 ことばにできない子でも、遊びの中からだとわかることも多いです。

○いろんなものに触れ合う機会を増やす
 何より経験を増やすことを大切にしてます。自分から「やりたい」と思ったことは
 もちろん、こちらからもたくさん設定していきます。
 外にでかけることがすべてではなく、デイの中でもたくさん経験することはできます。

その中で一番大切にしていることは、具体的なことばにして、状況や気持ちの代弁をすることです。『気持ちとことばのマッチング』とよく言っているのですが、その子の目線からのことばがけができると、信頼関係がぐっと変わってきます。

子どもの味方をたくさん増やしていきましょう。

ベルアージュ 専門職マネジャー 竹野 達子