デイに通う子どもたちの半分の子が「眠気」を訴えることが気になります。

そのうち何人かは、そのためにイライラして、結果、思うように過ごせずに家に帰っていきます。送迎車の中でぐっすり寝てしまう子も。

お母さんに「家で寝なくなるので車で絶対に寝させないでください」と言われ、大声で唄いながら帰ることも。

生活リズムって各家庭で違いますよね。

保護者さんから朝起こすのが本当に大変で、起きても不機嫌で困っているとよく聞きます。夜遅くまでゲームやYouTubeを観ているから早くやめて寝てほしいとも。

そこには具体的な「朝の支度をしてからね」「登校時間は変えないよ」と約束もあります。子どもに聞いても、それで納得して楽しく学校に行けると話していました。

他には、寝る前に思い切り遊ぶというお宅もありました。

寝る前に刺激を与えるなんて・・・と思ったけど、逆に刺激をたくさん入れた方が、ぐっすり眠れるようになったそうです。

世界的に見てみると、OECD(経済協力開発機構)が行った国際比較調査の中で、各国の15~64歳までの男女の睡眠時間を比較すると、最も長い南アフリカの9時間22分に比べて、日本人は7時間43分と1時間半以上も短い結果が出ているそうです。

長くしようと悩むより、その子の特性や生活環境によって中身を変えてみるのもいいかもしれませんね。

ベルアージュ 専門職マネジャー 竹野 達子