今回は心理職という謎が多い業務について、公認心理師の仕事と現在行っている業務を合わせてご紹介できればと思います。
公認心理師の業務は大きく4つに分けることが可能です。
①心理アセスメント(心理状態の観察・結果の分析)
② ③クライエント及び関係者への支援・援助
④心理の健康に関する普及を図るための教育及び情報の提供です。
おそらく、心理職と聞いて最初にイメージするのは、カウンセリングなどを含めた②③の支援であると思います。
けれども、実際の支援を行う前に非常に重要なのが①心理アセスメントです。
子供たちの状況を把握し、その原因を考え、適切で無理のない支援を考えていく為に必要だからです。
例えば、算数の文章問題がわからない子供さんがいたとします。
その原因が、黒板などを「見る」事なのか?先生の話を「聞く」はできているか?集中力はあるか?
さらに、文章を数字としてイメージする、+―×÷の使い分け、計算、単位の変換はできるか?を確認します。その為には、科目指導に加えて、さらなる知識も必要です。
先日もシンポジウム等に参加し、日々研鑽しています。
現在所属している、ここいろのいえでは、遊びとコミュニケーションを大切にしています。
専門は学習支援ですが、挨拶は勿論の事、仲良く遊ぶ為のルールや、年齢差を考えた言葉や力の加減、お礼や謝罪等、日々の遊びの中で、子供たちと一緒に楽しく学んでいます。
ベルアージュ 公認心理師 藤田 典子