気質的に負けず嫌いな子は、「できる自分」が好きで「できない自分」が受け入れがたく感じています。

さらに、結果を残すことが多いので、保護者さんもつい期待かけてしまいがちですよね。

子どもはもしかしたら「1番にならないとほめてくれない」と感じてしまっているのかもしれません。

学校や事業所も「みんなで楽しく」「みんな仲良く」というルールがあったり、

言わなくても暗黙のうちにルールができあがってたりしませんか?

それは子どもたちを苦しめているものです。

1番病を克服していくためには、「負けたとき」にどう対応するかがポイント!

「負けたくない。勝ちたい」気持ちは、「がんばりたい」という向上心とつながっています。

勝ち負けにこだわる子どもの気持ちは受け止めつつ、どんなときにも「がんばり」をことばにしてほめてあげましょう。

結果がよかったときには、「結果とがんばった過程の両方をほめる」

逆によくなかったときには、「がんばった過程をほめる」ことで、勝っても負けても次にまたがんばることができるはず。

トランプやゲームなどで遊ぶ前に「この遊びは勝ち負けあります。

勝つ人がいれば、負ける人もいます」と前もって勝敗がわかれることを予告して「勝ってもいばりません。負けても泣きません」と遊びのルールを作ったうえで遊び始めることが大事です。

「失敗は成功のもと」「負けるが勝ち」なんてことわざもありますが、失敗や負けをポジティブに考えていれば、子どもも、きっと勝っても負けても楽しい時間を過ごすことができるでしょう。

1番病の彼への支援方法を紹介したエピソードはこちら

ベルアージュ 専門職マネジャー 竹野 達子