はれのいえ」の作業療法士 中 正憲です。

今回は、子どもの成長には欠かすことができない「遊び」について、考えていきたいと思います。

昔から、「子供の仕事は遊ぶこと」という言葉がある様に、子供達の成長にとって、遊びは重要なものと認識されています。では、そもそも「遊び」とは何なのでしょう。

大人にとっての遊びは「余暇」としての枠組みに入り、自分らしく過ごすための活動とされています。しかし、子どもにとっての遊びは、大人にとっての遊びと、意味合いが異なります。子どもにとっての遊びは、成長を促す活動そのものになります。

放課後デイサービスの児童が一番興味を惹かれている遊びは、TVゲームやアニメ関連が多いと感じています。

児童たちがゲームやア二メのキャラクターについて話している時は、楽しそうに、目をキラキラさせて話す姿が見られており、熱い思いが伝わってきます。

文化や時代の違いにより、遊びの内容も変化している部分もあります。専門的観点から見てみても、「遊び」の種類や内容は様々であり、年齢や発達段階に応じた分類などもあります。

しかしながら、全ての遊びには共通点があります。それは「好奇心」です。つまり、好奇心をもって行うことそのものが、遊びの要件を満たしていることになるわけです。

 子供と遊ぶ際には、子どもが何に好奇心を抱いているかを観察するとともに、今、行っている作業を、好奇心を持って行えるように促すことは、必要な関わりでと言えるのではないか思います。

ベルアージュ 作業療法士 中 正憲