「児童発達支援」とは?

児童発達支援とは、発達の偏りや遅れがあるお子さんに対して認知・コミュニケーション・社会性・運動機能のニーズを把握し、教材や環境を準備調整して学習機会を提供する「療育」の場です。

具体的には、相談に来られた保護者に寄り添い、揺れ動く感情を受け止め、「その子」の状況を把握し「できた」の機会を提供する。「できるから好き、わかるから好き」を増やし、出来る活動を活用して、活動には「はじめ」と「おわり」があること、「じぶん」以外の「たにん」がいること、「たにん」と関わる方法があること、「たにん」に伝える方法があることをそれらが「楽しい」と思えるように導く、そしてスモールステップで自立に導くものです。

厚生労働省の「児童発達支援ガイドライン」には「児童発達支援は、(中略)日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練その他の便宜を提供するものである」とあります。

一方で「一人ひとりの子どもの状況や家庭及び地域社会での生活実態について、アセスメントを適切に行うこと」や「一人ひとりの子どもの発達の特性や障害の特性について理解し、個別又は集団における活動を通して支援すること。その際、子どもの個人差に十分配慮すること」とあります。

このことは決して訓練して「多数派(標準)」に近づけることを目的とする意味ではありません。

現在は様々な形の「児童発達支援事業」が存在していますが、本来は、活動の内容や環境も個別のニーズにあわせて「その子」が身に付けるべきことをその子の理解にあわせて提供するための「個別」や「集団」という設定をニーズにあわせることが大切です。

私が普段から大切にしていることは「ちがい」を認める、理解するということです。

保護者は、自分の子どもが周囲と「ちがい」があると不安を感じます。そして「おなじ」であってほしいと思います。

周囲と「ちがう」と、この先進む道、進んだ先にあるものがイメージできないから不安になるのです。

「お子さんはひとりひとり『ちがっていてもだいじょうぶ』なぜなら、その子の進むべき道はきちんと用意されているから。」

そんな言葉をかけて、その道をつくり目標にいざなう。楽しみながらその道を歩むお子さんを見つめる。その過程で「ちがい」は悪いことではない、その子の魅力はたくさんあることを知り、共有する。

これが「児童発達支援」だと考えています。

株式会社ベルアージュ ReadyGO黒瀬 児童発達支援管理責任者 社会福祉士

梶川 繁