ベルアージュが運営する放課後等デイサービスの発達支援の二つの柱のうちの一つは、「共にみる地域連携」です。一人ひとりの子どもを、地域のあらゆる社会資源が連携して支援します。

子どもにとって、放課後等デイサービスで過ごす時間は生活の一部であり、その他の時間は学校や習い事、別の放課後等デイサービスなどで過ごします。これらの支援機関がばらばらな方針で支援していたのでは混乱するのは子どもたちです。いま直面している課題から将来に向けての課題まで支援機関が連携することで、一貫性のある、子どもにとってわかりやすい支援が可能となります。

共にみる地域連携
障害児相談支援事業所との連携

障害児相談支援事業所が作成する障害児支援利用計画は、総合的な援助方針や解決すべき課題を踏まえて適切なサービスを組み合わせて作成されます。放課後等デイサービスで作成する計画は、この障害児支援利用計画を踏まえたものとなるため、二つの計画がよりよく連動することが重要であり、相互の連携が必要です。

学校との連携

学校との役割分担を明確にして積極的に連携します。特別支援教育コーディネーターなどから学校で行われている教育支援計画の情報提供を受けたり、学校で配慮されていることについて情報を得て支援に組み入れます。また、放課後等デイサービスでの支援内容を学校と共有することで相互の進捗を把握したり新たな課題に向けて共に取り組みます。

医療機関や専門機関との連携

障害種別や障害特性の理解、活用や支援方法、困難事例などについて、医療機関や児童発達支援センター、発達障害者支援センターなどの専門機関から助言や研修を受けるなどして連携します。また、児童相談所や市区町村、保健所とも連携します。

保育所や児童発達支援事業所との連携

発達支援には連続性が大切です。就学前に利用していた保育所や幼稚園、認定こども園や児童発達支援事業所などと連携し、行われていた支援内容を把握します。

他の放課後等デイサービスとの連携

発達支援上の必要性により、他の放課後等デイサービスを併せて利用するお子様について、支援内容などを相互に理解しておくため、保護者様の了解を得た上で、相互の個別支援計画の内容などについて情報を共有したり、支援スタッフへの周知を行います。

放課後児童クラブや自治会などとの連携

地域の放課後児童クラブや放課後子供教室と連携し、併せて利用しているお子様がいる場合は、支援内容など情報の共有と相互理解を深めます。