学習障害(LD)は、「読み」「書き」の能力や、計算力など算数機能に関する障害です。的確な診断・検査が必要で、ひとりひとりの能力に応じた対応策が求められます。自閉スペクトラム症やADHDなどを伴う場合もあり、それらを考慮した学習支援も必要で、家庭・学校・医療関係者の連携が欠かせません。
厚生労働省は、学習障害の読字や書字の特徴として次を挙げています。
上記のような症状が多い場合、医師の評価も重要となります。これまでの発達歴・既往歴などを確認し、必要な場合は頭部画像検査などが行われます。また心理学的検査によって視覚認知機能・視空間認知機能・音韻認識機能を知ることも重要です。「読み」「書き」については音韻操作、呼称の速さの能力をみることが支援につながるため、専門家(小児神経科医師など)と相談することが必要になります。
参考資料