
子どもとのつき合い方(6)
子どもの興奮パニック(かんしゃく)は親がもっとも対応に困る事柄ですよね。
一般的な言い方になりますが、子どもが興奮パニックを起こした時の対応について、以下に簡単に述べます。
①まず大切なことは、子どもの興奮に構わず、冷静でいることです。具体的には批判的な言葉は避け、声はできるだけゆっくりと低くします。
②子どもに冷静になる方法を取ります。興奮を抑えるのではなく、興奮そのものを話題にすることも時に有効です。
たとえば、“ どうして興奮したか? ” “ その時の気持ちは? ” “ 言われて一番腹が立つ言葉は? ” など。
これらは、興奮した気持ちと自分との間に隙間を作るために子どもは冷静になりやすいのです。
昔からよく行われたのはその時ではなく後から反省文を書かせる方法です。
これは今後、興奮パニックが再度起こりにくくすることを目的としたものですが、罰、脅し、恐怖に紐づけた場面では有効ではありません(例えば、警察の少年課で時に利用されます)
③次に興奮パニックが起こりそうになる兆し(子どもの話し方、表情など)に注意して対処する方法です。
それは、子どもが興奮する前に、親はその場を去る、思い出したように個人的に用事を始めることです。
もし間に合わなければ①の対応になります。ADHD の衝動性や多動性はそれが行動として起こる前に対応することが有効です。
④さらに起こりそうな興奮パニックに対して楽しい話題・活動、気を引く話題・活動で紛らわすことが役に立つこともあります。
予め何を利用するかは考えておきます。これは気持ちをはぐらかすので、気分転換に役立つことになる必要があります。
したがって、子どもにとって魅力ある話題・活動次第で効果が変わります。
以上、日頃の興奮パニックに対するためのヒントですが、これまでの保護者面談を通して、たびたびお母さんたちから出たアイデアです。
肝心なことは、興奮パニックを起こした子どもとバトルにならないことです。
スクールカウンセラー 海塚敏郎
