日々の支援・療育プログラムの一例です。活動内容は個別の支援計画を作成します。
基本活動
自立支援と日常生活の充実のための活動
お子様の発達に応じて必要となる基本的日常生活動作や自立生活を支援するための活動を行います。お子様が意欲的に関われるような遊びを通して、 成功体験の積み増しを促し、自己肯定感を育めるようにします。将来の自立 や地域生活を見据えた活動を行う場合には、お子様が通う学校で行われている教育活動を踏まえ、方針や役割分担等を共有できるように学校との連携を図りながら支援を行います。
創作活動
創作活動では、表現する喜びを体験できるようにします。日頃からできるだけ自然に触れる機会を設け、季節の変化に興味を持てるようにする等、豊かな感性を培います。
地域交流の機会の提供
障害があるがゆえにお子様の社会生活や経験の範囲が制限されてしまわないように、お子様の社会経験の幅を広げていきます。他の社会福祉事業や地域において放課後等に行われている多様な学習・体験・交流活動等との連携、ボランティアの受入れ等により、積極的に地域との交流を図っていきます。
余暇の提供
お子様が望む遊びや自分自身をリラックスさせる練習等の諸活動を自己選択して取り組む経験を積んでいくために、多彩な活動プログラムを用意 し、ゆったりとした雰囲気の中で行えるように工夫します。
個別・集団支援プログラム内容
基本的日常生活動作の訓練
お子様の発達に応じて必要となる基本的日常生活動作の訓練を行います。具体的には、挨拶をする・靴を揃える・鞄を所定の場所に収める・トイレの使い方・おやつ時の準備や片付け・退所前に遊具を片付けるなどの動作を行えるよう訓練します。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
対人関係や集団行動を上手に営んでいくための技能を身に付けるために練習します。
(例:手本となる他者の振舞い(スキル)を見せて学ばせる【モデリング】)
行動療法
自己評価を高めて心のケアをしていくことです。問題となる行動を改善するために、実践で身につけていきます。
本人の力を引き出しながら、問題行動を良い方向に導いていきます。良く出来たときには褒めてあげることで、本人の自信にもつながっていきます。
認知行動療法
障害の特性を理解したうえで、問題行動の認知の仕方を変えていきます。
問題行動をどう捉えるかによって、感情や行動にも変化が現れ、次第に感情をコントロールできるようになっていきます。
音楽療法
音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかります。
サッカー療育
一般社団法人日本発達支援サッカー協会のコーチングのもと、サッカー(フットサル)療育を取り入れています。サッカー(フットサル)を通じて、仲間とのコミュニケーションや調和を学びます。
順番やルールを守ることなど社会性を身につけ、仲間を応援したり、仲間とともに目標に向かうプロセスや達成感を経験します。失敗や意見のぶつかり合いも、社会で生きていくための重要な要素です。
しっかり体を動かすことは精神的にも身体的にも子供たちに大きな成長をもたらせてくれます。サッカー(フットサル)療育は、療育支援センターわかば園でも取り入れられている、定評のある療育です。
巧緻性療育
絵を描く・粘土や紙等いろいろな素材を使っての自由工作への取り組み・遊具等を通じて手指の巧緻性を高める療育です。
巧緻性とは手先の器用さ、巧みに指先を使う能力のことです。この能力を鍛えることで脳の発達に大きく影響し、知能を高める働きもあります。
地域交流
社会見学やボランティア・おでかけ体験を通して、外出先の人との交流やその場の環境を体験することで、社会適応能力を養います。
また、地域の人々や子ども達を呼んでイベントを開きます。
作業療法
応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、工芸、工作、その他の作業を行います。
農業体験
季節によっての野菜を栽培します。個々が植えた苗や種が、どのように成長するのかの学習と、収穫後の調理と食事を通して食育を行います。
おやつ作り
偏食や食が細い・決まった時間内で決まった量を食べることはが苦手なお子様にとって、本来楽しいはずの食事が苦痛になることもあります。「これまで食べられなかった食べ物が食べられるようになった」などの成功体験や楽しく作り楽しく食べるを共有し、食育に繋げています。また、テーブルを拭いたり、お茶を入れたり、配膳や後片付けまでの流れを一緒に行います。
アレルギー食材がある場合は事前に保護者様から詳しくお伺いします。
体幹ゲーム
体幹を鍛える為、大型オセロゲームやリズム体操・サッカー療育のウォーミングアップ時に取り入れています。
学習支援
それぞれのお子様の学習進度、学力に合わせた学習支援を行い、基礎学力向上のお手伝いをさせていただくと共に、同じような課題を抱えている子どもたちが、楽しく一緒に活動できる居場所作りを行います。
- 文字の読み書きが苦手
- 漢字やカタカナを読み書きするのに時間がかかる
- 文脈を読み取ることが難しい
- 集中する時間や座っている時間が短いなど、さまざまなお子さんの特性に合わせて、一人ひとりにあった課題を設定していきます。
保護者参観
サッカー療育時や事業所イベント時など保護者様の参観を積極的に歓迎します。
お子様の様子や事業所の活動内容を知りたいなど、ご要望がございましたら事業所にお問い合わせの上、是非お越し下さい。