ベルアージュが運営する放課後等デイサービスは、「個をみる支援」を発達支援の柱の一つとしています。子どもたち一人ひとりのありのままの個性や特性、世界観や感覚、そして心を大切にします。個々のいろを大切に。こころのいろを大切に。
児童一人ひとりのありのままの世界観や感覚、特性を理解
ベルアージュが運営する放課後等デイサービスでは、子どもたち一人ひとりの、ありのままの個性を大切にしています。人や社会や制度、あるいは療法といったものを介さず、まずはその児童がどのようにこの世界や周りの人を見たり感じたりしているか、まずは児童の視点で理解することから始まります。その上で、障害特性、発達段階、学歴特有の発達課題を正しく理解します。
人や社会と関わる生きづらさや困難さを理解
Vineland-Ⅱ(適応行動尺度)、氷山モデル、感覚プロファイル(SP)などを用いて困難さや生きづらさ、不適応の背景に要因を分析し、ストレングスや社会参加に着目した個別支援計画を作成します。
ありのままの特性、心・表現の豊かさを伸ばす支援
発達支援にはとても多くの方法、手段が存在します。TEACCHやABA(応用行動分析)に基づく支援、療法と名のつく様々な支援、感覚統合や学習支援…。ベルアージュが運営する放課後等デイサービスでは、児童をそれらの方法や手段にあてはめたり、社会にあてはめるために無理やり子どもたちの個性や特性を治そうとしません。まずは、一人ひとりのありのままの特性、心・表現の豊かさを伸ばす支援を行います。
人や社会と関わるスキルを身につける支援
一人ひとりの個性や特性、ありのままの心や表現の豊かさを伸ばす支援を行いつつ、そのうえで人や社会と関わる生きづらさや困難さの課題を一つ一つ解決していくための支援や療育プログラムを進めます。TEACCHの構造化やABA(応用行動分析)などエビデンスに基づく支援、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、サッカーなどの運動、心・身体・感覚と行動の関係性や学習などの側面から、個別支援計画に基づき支援します。
社会参加、(部分的)自立、就労に向けた支援
個別支援計画には、「将来、目指す姿」を設定することも大切です。放課後等デイサービスで行われる支援は、専門的プログラムをはじめ、保護者様や地域の専門機関、教育機関との連携、事業所の運営体制や緊急時対応、安全管理、スタップ教育にいたるまで多岐にわたりますが、これらはすべて子どもたちの社会参加や(部分的)自立、就労に向けて行われます。現在、困っっていることの克服だけでなく、将来の目標から逆算した課題も含めて個別に支援計画を組み立て、それに沿って支援や療育プログラムを行います。
また、支援の進み具合を確認し、成長や新たな課題に応じて計画を見直したり修正したりします。
放課後等デイサービスで行わるすべての活動は、発達支援のために行われます。では、発達支援はどのように進められるのでしょうか。放課後等デイサービスの発達支援は、すべて個別支援計画に基づいて行われます。ですから、個別支援計画はお子様の発達にとって、とても大切なものです。放課後等デイサービスに常駐する児童発達支援管理責任者という発達支援の専門職が、お子様と保護者様を中心にお子様の発育状況、自己理解、心理的課題、お子様の興味関心事となっていること、養育環境、これまで受けてきた支援、現在関わっている機関に関すること、地域とのつながり、利用に当たっての希望、将来展望等について必要な情報をお聞かせいただき(アセスメント)、お子様と保護者様のニーズや課題を客観的に分析して個別支援計画を作成します。さらに、個別支援計画に沿って、お子様ひとりひとりの発達に必要なタイムテーブルと活動プログラムを組み合わせて立案し、ご提案させていただきます。
個別支援計画は、6か月に1回見直され(モニタリング)、個別支援計画を練り直すことでタイムテーブルや活動プログラムに修正を加えます。お子様の発達支援は、モニタリングと計画見直しを6か月ごとに繰り返して進んでいきます。