
自分の感情のコントロールが難しい、 あるいは衝動的になってしまう子どもの理解と対応
今回は発達に関連して、自分の感情のコントロールが難しい、あるいは衝動的になってしまう子どもの理解と 対応についてお話しします。
ちなみに医療ではADHD(あるいはそれに近似)と診断されることもあります。
これまでの自分の限られた経験として、親のどんな工夫された育児(発達や育児に関連する書籍あるいは マスコミによる学習)も、次の条件が満たされないと、思うような結果が出ないということです。
逆に 言えば、この条件が整っていれば普段の育児で大きな失敗はないということです。それは何か。
<親子の信頼関係がある程度できている>ということにつきます。
ここで大切なことは満点でなくても 良いということです。
この信頼関係の身近なバロメーターは、<家族はそこそこうまくいっていると いう実感>かも知れません。それとこれは以前にも申し上げたことですが、育児の成果よりもその プロセスを大切にしてほしいということです。結果をすぐ求めることから、いずれこの先にはいい結果が 出るという<楽観的見方>にシフトすることです。
よく出会う質問に、「子どもに指示しても従わない、やっていること(ゲームなど)を止めない、 言ったことと反対なことをする」等々があります。これに対して第一にすべきことは家にはルールが あり、誰もそれは守るべきものだという認識を共有することです。これは子どもも、両親も同じです。 だから最低限のことになります。
例えば子どもの場合は、親の指示は最後までよく聞く、その場で 分からなかったら尋ねる。これは親の場合は親バージョンを作ります。その時は家族でよく話し合い、 決めたら守る。一度決めたら変えられないのではなく見直しの機会も作ります。その時も必ず家族 全員が共有します。ですから子どもの場合、このルールは折に触れ何度も言い聞かせます。
このルールが 守られれば、ほめた時にはプレゼントも出します。具体的な行動に対して言葉でほめてもいいし (〇〇してくれてありがとう、うれしいよ。等々)、体に対してボディランゲージでもいいでしょう (その家族に不自然でなければ)。
子どもの遊び相手になる(前に言ったスペシャルタイムを活用してもいいでしょう)。その他、ゲーム 時間やテレビ時間の延長など。いずれも各ご家庭で慣れているやり方をご褒美に活用してください。
スクールカウンセラー 海塚敏郎